ライ麦畑で叫ばせて

日常/数理/旅や触れた作品の留書/思考の道草 などについて書いています。

日常

知識という型(かた)

もうすぐ2歳半になる息子とのあいだに、いつの間にやら会話らしい会話が成立している。「今日なにして遊んだの?」と問えば「公園いったよ。○○ちゃんが鬼したの」と答え、「水たまりは入っちゃだめだよ」と声をかければ「長靴じゃないからだめだね」と返す。…

海も会話も

先日、監事との意見交換会なるものに出席した。各部から若手を集めて、ざっくばらんに所属組織の現状について意見を聞きたいというのである。何も意見がないのも忍びないと、最近の困りごと、課題、改善して欲しいことなどを記したメモをもって席についた。 …

2024年の目標

年が明けた。年始から日本全体でいろいろなことがあって動揺しているが、恒例となったので目標をたてておく。 【生活に関して】 1. 体重キープ 当然のごとく1 kg/year増加の日々なので、減量からグレードを下げて、現状維持を目標とする。 2. リングフィット…

2023年の反省

年始に立てた目標(2023年の目標)に基づき、今年の反省をする。 【生活に関して】 1. 首〜肩〜背中〜腰の痛み軽減 → △ 鍼灸・接骨院への通院は、医院への道が片道20分という地味な遠さも災いして、出張が重なった十月頃から止まっている。その代わり、スト…

As you like

音楽は好きなのだが、特段詳しいわけではなく、私にいろいろな音楽を教えてくれた友人を前にして語るのもおこがましいと、あまりこのブログでは記事にしてこなかった。振り返ってみると、2017年に思い出と音楽との繋がりについて記述し(追想と捏造の狂想曲…

知らぬが仏

『老婆心』に『知らぬが仏』と、どうも説教臭い話題が続くが、鬱陶しがらずにお付き合いいただきたい。あと、ここでの「知らぬが仏」は原意とは少し異なることを断っておく。 階段を駆け降りるという行為は、私の生活圏ではほとんど毎日の動作といっていい。…

老婆のこころ

ろうば-しん【老婆心】 年とった女の親切心がすぎて不必要なまでに世話を焼くこと。必要以上な親切心。主として自分の忠告などをへりくだっていう語。「―ながら申し上げる」 ──広辞苑より 「よかれと思って」と考えることが多々ある。友人の言うところの(彼…

洋上の戯言

朝焼けの雲が黒いのは、夜の闇を吸い取ったからだと思う。 雷雲が黒いのも、何かの闇を吸ったからで、それは少しの光も残さぬよう、稲光を激しく放出しながら去ってゆく。 闇はあっさりと上空を流れゆき、快晴。 トビウオ。彼らの飛行距離の長さには驚かされ…

うるおいが足りない

我らが伊集院光先生も深夜ラジオの冒頭で再三話題にしているが、最近、ちょっと暑すぎはしないか。正直、いままでに経験したことのない、危機感を覚えるほどの暑さである。学生時代は運動部で、真夏でもわりと真面目に体を動かしていたが、あの頃の暑さには…

傘もささずに僕達は

ある雨の日、鍼灸院にて腰痛の治療を受けた帰りに、自分の傘がないことに気がついた。入口の傘立てに置いてあったのが姿を消していた。どうやら、誰かが取り違えたらしい。 何の変哲もないビニール傘だったのだが、使っていれば多少なりとも愛着が湧くもので…

風は軟風

子どもの体重が10 kgを超えて久しい。抱っこをする自分自身への負担が、文字通り痛いほど感じられ、体力がないのはいけないと、最近は以前にも増して筋トレやランニングを意識してするようになった。 筋トレはNintendo Switch『リングフィットアドベンチャー…

樽と壺は壊せ

バイオハザードのやりすぎか、ハーブティーを飲むと少し体力が回復する気がする。赤色のハーブが混ぜられるとなお良さそうだ。一方、三国無双の肉まんは何か違う。どちらかというと、食べるほど攻撃をくらう気がする。 ゴールデンウィークの頭に子供が熱を出…

行く道、帰る道

弊所の最寄駅でも、最近はリクルートスーツを纏った新卒採用者らしい若者が目立つ。背筋を伸ばし、我々の眼前には希望しかありませんといわんばかりの凜とした態度で、車内や改札前でたむろして、彼らは高尚な雑談をしている。あとは、改札を出たところでき…

教師よ、後ろ向きであれ

友人と本屋に立ち寄った折、「人間は自己肯定感が10割」と書かれた帯を見つけて笑った。肯定感の「こ」の字も知らない我々は、「人でなし」の烙印を押されたことになる。この先は、畜生という自覚をもってひっそりと生きてゆこうと思った。 さて、それぞれの…

文芸ミュージカル「三毛子」へ参戦

どうも、廃人あらため俳人の者です。 一昨年にお〜いお茶新俳句大賞で佳作特別賞をいただいて以来、どうも賞をもらう機会から遠ざかっているなと不思議に思っていたが、それもそのはず、そもそもお〜いお茶新俳句大賞以外に応募していなかった。 今年はいろ…

直感を疑わない

私の人生の「座右の銘」に突如躍り出た『直感を疑わない』(2022年の振り返り)への思いを語りたいと思う。 私は、選択するとか熟考するとか、何か人生の大きな決断と思われるようなことが得意ではない。だから、高い家電を選ぶとか、結婚するとか、家を買う…

紳士は手足から

コンプレックスとまでは言わないが、私は人より手が小さいことを昔から気にしていた。高校で野球部に入らなかった一因もこれだ。中学で使用していた「B球」の大きさが限界だった。硬式球はこれより大きくなる。送球に支障が出るに違いなかった。 どれくらい…

2023年の目標

例年通り、生活、仕事、趣味からいくつか目標を掲げたい。 【生活に関して】 1. 首〜肩〜背中〜腰の痛み軽減 昨年11月くらいから凝り・張り・痛みが我慢できなくなって、鍼灸・接骨院に通っている。鍼・電気治療とマッサージを毎週受けているが、折角通うな…

2022年の振り返り

振り返りをしないうちに年が明けてしまった。昨年の初めに掲げた6つの目標(2022年の目標 )に沿って一年を振り返る。 【生活に関して】 1. 保険に加入する→× 堂々の二年連続失敗。入る気ないなコイツ。いや、ずっとよくわからんのよ。いいじゃない、何も残…

埃舞い、光を掴む

息子が一歳になった。 彼にとっては自分の力でできることが増え、また我々はそれに応じて気付かされることが多い毎日だ。 彼の微笑ましい動作の一つに「手をぐっと握り、ぱっと開く」を繰り返すというものがある。光り輝くものを指して、我々大人は手をパー…

花火の終わり

故郷で毎年8月上旬に開催される花火大会が、今年は荒天で延期になった。代替日は約1ヶ月後の9月上旬だった。 当初の日程は乗船出張の直前であり、調査の準備などで忙しかったことと、感染対策でなるべく外出を避ける必要があったこととで、帰省を兼ねた観覧…

計算の奇妙な空想

先日、食塩水の濃度云々の数学問題を解く機会があった。「濃度」の問題とくれば「しみずの表」を書くということが、私には刷り込まれている。しみずの表とは、し(塩)、みず(食塩水)、の(濃度)の3項目について、混合や変化の前後の値を埋めていったもの…

くせのはなし

人には必ず一つや二つは癖というものがあって、それらはあまりにも自分の言動に溶け込んでいるため、往々にして自分自身では気づかないものである。言い換えれば、癖は他人に指摘されて初めて気づくことがほとんどだ。しかし、普段ひとりになることが多い空…

友達百人

先日、私がいつものように、何か私の異常っぷりをありのままに見せつけたとき、そんなんだから友達が少ないんだ、と妻に言われた。そして息子の名を呼び、〇〇は友達百人作るんだもんね、と語りかけた。九ヶ月の息子は、なんのことやらただニヤけているだけ…

声を上げることの大切さ、無力さ

意見を述べることは重要である。学生時代、板書をルーズリーフに書き留めていた。物理や数学では図を描くし、また式も微積分やら行列やら縦幅が必要になることが多かったので、罫線のない、無地のルーズリーフを愛用していた。大学生協にはそれが売っていな…

3000円60回払いという生き方

ゴールデンウィークは出張の代休を利用して7連休にした。そして、初日から6日間を妻と私の実家への帰省に費やした。交通手段は息子が飽きたり暴れたりしてしまったときのことを考えて、レンタカー。ワイルドで狂気的なドライブ、怒りのデスロード、死のカー…

最も幸せ

友人が結婚する。一週間ほど前に、婚姻届の証人のサインを頼まれた。数年前に結婚する際、私が証人を願いしたのは何を隠そう彼だったから、遂に私にも出番が来たか! と喜ばしい気持ちだった。そして先週末、サインをしてきた。字の下手くそな私は、元来その…

「受けること」と「発すること」

半年ほど前、諸事情により2ヶ月間くらい一人暮らしをしていた。だからといって変わったことはほとんどなく、普段通りのだらりとした生活が続いた。唯一、特別だったのは、自炊をしたことだろう。朝は納豆やめかぶをご飯にぶっかけるだけなので手間はないが、…

2022年の目標

年が明けて少し時間が経ったが、本年の目標を掲げたいと思う。昨年、それなりにうまくいったように、的を絞って、手に届きそうな目標をいくつか考えてみた。 【生活に関して】 1. 保険に加入する まさかの継続目標。よくわからんのよ。優しく教えてくれて、…

2021年の振り返り

今年の初めに掲げた7つの目標に沿って、今年一年を振り返っていきたい。 【生活に関して】 1. 保険に加入する→× 哀れなり! 先を見据えた行動など皆無! 先日、申請書を手に入れるための申請書を出したところ。 2. 引越し→◎ 子が生まれるのを機に、ばっちり…