ライ麦畑で叫ばせて

日常/数理/旅や触れた作品の留書/思考の道草 などについて書いています。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

感想4『猛スピードで母は』・『魚籃観音記』

一言読書感想集も第四弾となった。「一記事につき三〜五冊ずつ紹介できればいいかな」という考えで始めたが、分量的に「一記事二冊」が妥当かもしれない。一冊一冊の感想が充実してきたためだ。 一言というわりに長すぎるのでは? と思い、その適切な分量を…

純粋か素直か(温暖化問題に触れて)

高校一年生のときの担任がなかなか面白い人だった。彼は頭のキレる数学教師で、授業の進行は目まぐるしく、宿題は多く、板書は汚く、声は大きくと、当時はあまりいい印象がなかった。だが、振り返ってみれば、彼には形容しがたい魅力があった。 今になっても…