ライ麦畑で叫ばせて

日常/数理/旅や触れた作品の留書/思考の道草 などについて書いています。

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

感想28『蛇を踏む』・『晩夏のプレイボール』

46. 川上弘美『蛇を踏む』(文春文庫) 再読したい度:☆★★★★ 図書館で借りた本。第115回芥川賞受賞作。表題作を含む3作を収録しており、どれも好みがはっきり分かれそうな物語だった。 表題作は、踏んだ蛇が人間の姿となり、家に住み着いてしまう不思議な世…

「受けること」と「発すること」

半年ほど前、諸事情により2ヶ月間くらい一人暮らしをしていた。だからといって変わったことはほとんどなく、普段通りのだらりとした生活が続いた。唯一、特別だったのは、自炊をしたことだろう。朝は納豆やめかぶをご飯にぶっかけるだけなので手間はないが、…

宮崎・鹿児島出張記

先日、宮崎県・鹿児島県に出張した。目的地までの道中、何箇所か立ち寄ったところがあったので、旅行記としてここに綴りたい。はじめに断っておくが、以下は私が現場で見聞きしたことを主体にまとめている。必ずしも情報の裏を取っていないことに注意して欲…

ソニックおじさんの杖に発電機を仕込んではどうだろう

今回は表題のとおり、ソニックおじさんの杖に発電装置を仕込んではどうだろう、という提案と考察をしたいと思う。そのためにはまず、ソニックおじさんとは何者かという説明が必要だろう。 ソニックおじさんは朝、我が家の近所に現れる老人だ。決まって、駅の…