ライ麦畑で叫ばせて

日常/数理/旅や触れた作品の留書/思考の道草 などについて書いています。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

気づけば元気

仕事で疲弊しきった友人と落ち合って、近所のスーパーに立ち寄ったときだ。 いつものように酒を選び、つまみのコーナーに向かった。 「最近、ナッツとドライフルーツにはまってるんだよ」 「俺も」「いや俺のほうが」「うまいよな」「うむ。それだけあればい…

感想27『悲しみよ こんにちは』

45. (著)フランソワーズ・サガン(訳)河野万里子『悲しみよ こんにちは』(新潮文庫) 再読したい度:☆☆☆★★ 再読シリーズ。十代の少女セシルと家族、友人たちとの一夏の経験を描いた作品。早くに妻に先立たれ、以来刹那的な恋愛を好む父と、それを許容す…