17. 伊坂幸太郎『PK』(講談社文庫) 再読したい度:☆☆☆☆★ これぞ伊坂というような、バラバラだったピースが綺麗にハマっていく快感──! 風な話だと思いきや、考え出すと時系列や登場人物がうまく噛み合わないちょっと不思議な一冊。三つの中編が、著者の…
1999年12月31日、私は自宅で一家団欒を楽しんでいた。 片付けないままのクリスマスツリーの電飾を灯し、『ゆく年くる年』で除夜の鐘を聞く。そんな不釣り合いなどお構いなしに、小学生の私と幼稚園児の弟たちはこれまでとは少し違った年越しに心躍らせていた…
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