ライ麦畑で叫ばせて

日常/数理/旅や触れた作品の留書/思考の道草 などについて書いています。

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

老婆のこころ

ろうば-しん【老婆心】 年とった女の親切心がすぎて不必要なまでに世話を焼くこと。必要以上な親切心。主として自分の忠告などをへりくだっていう語。「―ながら申し上げる」 ──広辞苑より 「よかれと思って」と考えることが多々ある。友人の言うところの(彼…

日本酒7『一味の真』・『ねぶた』・『寸鉄』・『越乃雪椿』

14 真稜 一味の真 特別本醸造 評価:おいしい(B) 日本酒度:+4~+5 酸度:1.2~1.3 新潟は田才酒造の一本。淡麗・辛口。すっきりとしていて、水のようにごくごくいけた。「水のよう」という形容は個人的には褒め言葉なのだが、「口当たりの良い」などと上品…

感想47『ア・ルース・ボーイ』・『MISSING』

75. 佐伯一麦『ア・ルース・ボーイ』(新潮文庫) 再読したい度:☆☆☆★★ 何気なく図書館で手に取った一冊。著者は仙台出身で、かつ本作の舞台も仙台だったこともあり、妙な親近感を覚えて読んだ。第4回三島由紀夫賞受賞作。 進学校を中退し、子連れの同級生…

シアトル貧乏旅行

出張の嵐も大詰めだ。今回は、アメリカはワシントン州シアトルに行った。 シアトル・タコマ国際空港に到着後、ライトレールに乗って学会会場周辺へ。電車やバスでの移動にはORCA(オルカ:シアトルのシンボル的存在であるシャチのこと)カードを購入すると便…