ライ麦畑で叫ばせて

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日本酒2『辛口魚沼純米』・『菊水の辛口』

 

 日本酒についての記事更新が滞っていた。この図鑑の方針や評価基準などについては、初めの記事(日本酒図鑑1『はじめに』・『大吟醸 北秋田』)を参照されたい。

 

2 辛口 魚沼純米

評価:おいしい(B)

日本酒度:+12

酸度:1.5

 新潟は白瀧酒造のお酒。バカ舌なりに「辛めだな」と思っていたが、調べるとバッチリ辛口だった。酸度とあわせてみると分類は淡麗辛口だ。舌の上で転がしても主張しすぎない味わいで、飲み込むとググッと喉を通る感じがわかる。これが俗に言う「すっきりとした味わいとシャープな喉越し」というやつだろうか。さらにすっきり爽快な「キレのある後味」が売りらしい。

 写真はまた撮り忘れてしまったので、引用させていただいた(http://www.jozen.co.jp/top/uonuma.asp)。これも十分美味だったが、どうやら私は甘みがしっかり感じられた方が好きなようなので、評価は「おいしい」にとどまった。

 

3 清酒 菊水の辛口

評価:うまい(A)

日本酒度:+7

酸度:1.3

 こちらも新潟のお酒。辛味の中にもほんのりとキャラメルのような甘味が感じられるな──、と思いながら美味しくいただいた。日本酒度・酸度をみると淡麗辛口だ。「冴えた辛さの中にしっかりと旨味がある」と評されており、もしかしたらその「旨味(旨味成分のアミノ酸量が多いということ)」が米の甘味と相まって、私の舌は甘さを感じているのかもしれない。自分の身体なのによくわかっていなくて申し訳ない。

 こちらも写真は撮り忘れたので引用させていただいている(https://www.kikusui-sake.com/home/jp/products/p005/)。やはり、ちらりとでも甘味を感じられた方が好きだ。しかし、甘味を感じるのにも、単純に糖の多少だけでなく、それを打ち消し得る酸の多少、そしてそれに作用して引き出し得る旨味の多少に影響されるようで、日本酒は実に奥深いもののようだ。