ライ麦畑で叫ばせて

日常/数理/旅や触れた作品の留書/思考の道草 などについて書いています。

2023-12-13から1日間の記事一覧

感想48『木の一族』・『預言者の名前』

77. 佐伯一麦『木の一族』(新潮文庫) 再読したい度:☆☆☆★★ 前回紹介『ア・ルース・ボーイ』に続けて読んだ。続編とは銘打っていないが、主人公の男の性格、周りの人間や環境、回想、どれをとっても「続編」以外の何物でもなく、著者が「私小説」の書き手で…