久々の投稿である。
最近は他にやらなければならないことが多くて、書きたいことはあるのにそれについてあまり考えられない、というなんとも欲求不満な生活を送っている。
一か月記事を投稿しないと、ブログ管理側から通知が来る。
「そろそろ次の記事を投稿してみませんか?」
なんだか申し訳ない気持ちになる。なるんだけど、でも、何に対して?誰に対して?
書きたいことはあるのに、というのは記事の下書きの数をみて自ら改めて痛感した。
その数は20以上。
人によっては20なんてまだまだ、という方もいるかもしれないが、少し前まで1記事専念で下書きの累積はゼロであった私にしたら、驚くのには十分な数である。
さて、今回は混沌とした頭の中の整理も兼ねて、下書きはあるものの「これで1記事書き上げるのにはもう気持ちが乗らない」だったり「もはや何を書きたかったのかよくわからない」だったり、いわゆる没ネタをオムニバス形式でお送りしたい。
まずはこちら。
『大も小も兼ねる』
大 ”は” 小も兼ねる というのはことわざで、小さいものより大きいものの方が使い道が広く役に立つという意味である。しかし、自然界には大きいものより小さいもののほうが有利であるという生物が存在する。それは、海の植物プランクトンだ。
生物は、小さければ小さいほど「体の大きさに対する表面積の比率」が大きくなる。生物の半径を r とすれば、その比は r^2/r^3 だ。r=0.1 なら10、r=0.01 なら100、といった具合だ。
植物プランクトンは光合成によってエネルギーを得る。すなわち表面積が大きい方がより多くの光を浴びて多くのエネルギーが得られる。一方、エネルギー消費は体全体で起こるから、体が小さい方がエネルギー消費は少ない。表面積は半径の二乗、体積は三乗で効いてくるので、結局体が小さいほうが「エネルギー消費に対するエネルギー獲得の比率」が大きくなるという訳だ(前段落の「」内や式と見比べていただくとわかり易いと思われます)。
おまけに、体が小さいほうが光のより届く表層にぷかぷか浮いていられるので、一石二鳥なのである。
その一方で、陸上では体が大きい方が有利な場合が──、って、書いたら止まらんな。1記事にできるぞこれは。このお話は育成枠からレギュラー入りするやも。
さっそくさよならに失敗したが、お次はこちら。
『俺はバーボンしか飲まねえぜ』
私のなりたい人物第一位、”次元大介”の名言である。下書きには「ニッカウヰスキー工場にいった。よく覚えていない」とだけ書かれていた。うん、友人と行ったのは覚えているが、確かによく覚えていない。さよなら。
そう、このテンポだ。次はこれ。
『金属で亀の甲羅をこするよう』
「重厚なベース=亀、軽快かつ鋭利なギター=甲羅を金属でこする感じ」うん、疲れてたのかな。さよなら。
続いてこちら。
『元気の出る歌がない』
下書きなし。どうしたんだ俺、闇が深いぞ。つぶやき感覚で備忘録を残すのは良くない。さよなら。
どんどんいこう。
『君と悪夢をもう一度』
悪夢によくうなされるという話を以前したが(悪夢を君とひとりで - ライ麦畑で叫ばせて)、その後もよく悪夢をみる。
この前は床にホオジロザメが落ちていて微動だにしないので、「なんだこいつ」とつま先でお腹をツンツンしてやったら、思いっきり足を噛みちぎられた。
よく見るとは言っても、何度も同じような話を記事にはできない。さよなら。
夢関連を最後にもう一つ。
『謎食う魔人』
謎食う魔人といえば名作漫画「魔人探偵脳噛ネウロ」を思い出される方もあるかと思うが、ここで書きたかったのは私の夢の話だ。
クイズ番組に解答者として出ているらしい私が問題を出される。私はその答えを必死に考えて、自ら答えを導き出したり、他の解答者に答えられて「ああ、そうか」と納得したりする。
目が覚めて驚くのは、その問題が、現実の私にとって既知のものではなく、かといって全くでたらめなことでもないということである。なるほど、となるような問題なのだ。
問題を出すのは私で、私が答えようが他の解答者が答えようが、答えているのは結局全て私で、それに納得するのも私だ。
夢の中で問題を作らされて、答えさせられて、それを夢喰いの魔物に吸われているんじゃなかろうか?そう考えると、少し怖い。
よし、満足。さよなら。
次の記事までまたしばらく間が空くかもしれないが、さよならは言わないでほしい。