痛いほどの寒さに身が縮む。シルバーホワイトの空には雪がちらついていた。縮んだ体は何か悪いことをして、咎められるのを恐れているようで、外界から自分を切り離そうと、右手の親指は自ずと二つ並んだ丸いボタンの一つを素早く二度押していた。イヤフォン…
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