ライ麦畑で叫ばせて

日常/数理/旅や触れた作品の留書/思考の道草 などについて書いています。

日本酒5『無手無冠 鬼辛』・『若駒』・『仙禽 さくら』

 

8 無手無冠 鬼辛

評価:おいしい(B)

日本酒度:+10

酸度:-

 甘みを残さないように十分にもろみを発酵させて醸したという謳い文句のとおり、鬼気迫る辛さだった。日本酒に関する語彙力がなく申し訳ないが、ぶはーっという感じだった。というのも、原酒独特の芳醇な香りが辛さとともに鼻に抜ける感じがかなり強かった。それでも飲みにくくはなく、前回紹介(日本酒図鑑4(高知出張編))のクジラの舌の甘みと油っこさによく合い、美味かった。

 

9 辛口純米酒 若駒

評価:おいしい(B)

日本酒度:+5

酸度:1.6

 栃木の酒。熱燗がおすすめらしいが、温めるのも冷やすのも待ちきれず、常温でいただいた。辛口と銘打っているが、私は程よいフルーティーな甘みを感じられた。酸味と辛味のバランスで感じた甘みだと思う。すっきりと飲みやすく、ゴクゴクいってしまった。

 

10 仙禽(せんきん) さくら

評価:おいしい(B)

日本酒度:-

酸度:-

 こちらも栃木。季節限定酒のためか、情報非公開らしい。情報を一つの手がかりに感想を書いているバカ舌の私泣かせだ。爽やかで甘酸っぱい、春らしい印象だった。肉料理と一緒にいただいたが、肉の旨味と酒のさっぱり感がよくあっていた。ちなみに、この酒は友人の結婚報告を聞きながら飲んだ。旅立ちに桜とは粋だったな。

 四季それぞれに限定酒があり、春がこちらの「さくら」で、夏が「かぶとむし」、秋が「赤とんぼ」、冬が「雪だるま」だそう。全部飲んでみたい。