そのとき、悪ふざけが過ぎて私は手の込んだ「旅のしおり」なるものを作成し、その一部として「でたらめ観光案内」を書いた。
今回は、それをそのままお読みいただいて、岩城の魅力を皆様に是非知っていただきたいと思っている。
まあつまるところ、阿呆な観光案内を流用して新記事投稿までの時間を稼ごうという悪の手口である。
ちなみに、この案内は何処がウソなのか非常に分かりにくくなっているので、騙されないように注意してお読みいただきたい。
── 観光案内 ──
◆名所史跡
秋田県由利本荘市の岩城は四季の変化に富み、豊かな自然を楽しむことがで田舎ってことだな。いえ、最近はこういう自然が大変貴重なのですきっと。
史跡伝承の里「天鷺村」は、亀田藩二万石の歴史と文化を集積した観光スポットである。記念撮影用の顔はめパネル周辺では写真を撮ってあげるといってそのままスマホやカメラを奪って逃走する写真撮る撮る詐欺が横行している。サギだけに。
妙慶寺は戦国武将真田幸村の娘である「お田の方」が建立したと言われている。建立者の名にちなみ、近所には美味しいおでん屋さんが沢山軒を連ねているとかいないとか。
亀田不動滝は柱状節理の玄武岩に白布を垂れたように流れ落ちる様子が美しい。つまり水素水垂れ流しの状態である。
◆特産
岩城の特産品といえばプラムであるらしい。炭酸プラムワイン「シュワ」は、そのネーミングから何とも言えない哀愁が感じられる。プラムワインゼリーは「東北むらおこし物産展・東北流通商業局長賞」を受賞したらしい。モンドセレクションの次にすごいヤツやね。プラムワインは、老若男女に愛されているらしい。いいね!
ちなみに、プラムとスモモは違う果実である。スモモは日本の果実で、プラムはいわゆる「西洋スモモ」であるらしい。また、プラムやスモモはバラ科スモモ属(サクラ属(和名))であるが、モモはバラ科モモ属に分類される。「スモモもモモもモモのうち」ではないのだ。スモモの花言葉は「忠実」や「甘い生活」、「疑惑」、「貞節」。清濁混じってないかこれ?ちなみにプラム・スモモの件はすべて本当です。
── 終了 ──
ちなみに旅はこの分かりづらいウソの混じった観光案内の内容とは比べ物にならないくらい楽しかった。ずっと笑っていた。
そんな夏を思い出し、この記事を書くか、と企んでいたところに、奇遇にも同行した友人の一人から「先日結婚しました」という何ともめでたい報告が。友の幸せは嬉しいことである。
きっとまた、4人で笑い転げよう。