ライ麦畑で叫ばせて

日常・数理・旅や触れた作品の留書・思考の道草 などについて書いています。

社会

間違いだらけの数式

「朝ドラ」というものをこれまで熱心にみたことはないのだが、最近その音声をよく聞き流している。そうはいっても、ラクに英語を身につけるがごとく「朝ドラを聴き取る耳」の獲得を目指しているわけではない。私のデスクが昼休みに朝ドラをみたい人が集まる…

あゝ日本海

そのまちには確かに初めて訪れたのに、何処か懐かしい感じがした。 出張で訪れたのは鳥取県境港市。以前話題になった「米子鬼太郎空港」に降り立つと、地元の職員の方が出迎えてくれた。行先までは少し距離があるということで、車で迎えにきてくださったのだ…

朝朝思う、夜夜思う

記事の下書き数が二十件を超えた。一意専心、物事は一つずつ片付けていく方だと自負していたが、実はそうでもなかったらしい。最近はそうではなくなった、といったほうが正しいだろうか。 昔は運動であれ勉学であれ、一つのことに集中することが好きであり、…

心の何処かでカニが食いたい

みなさんは「マインドマップ」というものをご存知だろうか? 「マインドマップ」とはイギリスの著述家トニー・ブザン氏が提唱した、自らの考えを絵で整理する表現手法である。この手法は、脳の思考を効率よく開放し、記憶力や創造性、相互理解を非常に高める…

模倣と創造

かの有名な物理学者アイザック・ニュートンは、運動の三法則に基づいて古典力学の基礎を確立したことで知られる。彼が提唱した三法則のうち、第二法則は「運動の法則」と呼ばれる。「運動方程式」といわれると、ああ、あれか、と思われる方も多いだろう。法…

我が手に使用許可を

七月某日、名古屋観光に行ってきた。 仕事終わりに新幹線にとび乗って、宿に着いたのは二十一時半頃であった。 荷物をおくが早いか、我々は手羽先を喰らいにいくことにした。私も同行人も空腹と暑さのため、道中はいささか殺気立っていた。 たどり着いた店で…

成金のゆび、貧乏人のゆび

みなさんご存知のように、海水は水と塩により構成されている。そして、海水の特性を決める最も重要な量に、水温と塩分がある。ここで、塩分とは水に含まれる塩の割合、すなわち塩濃度を意味する。「分」が「濃度」の意味をもつので、本来、「塩分濃度」とい…

変わりゆくときの中で

東に向かって時速60 kmではしる車の中からみると、道端でぼんやり突っ立っている老人は時速60 kmでこちらに近づいてくるようにみえる。そして100 m先を時速60 kmで東にむかうバイクには、車はいつまで経っても追いつくことはできない。 この相対速度的な考え…

何度でも、君の歌声

そのフェスは”ジャズフェス”というのに案外ジャズ奏者のパフォーマンスは多くない。 数年前に友人Sに連れられて行ったのが最初だった。 当時はまだジャズにそれほど関心がなく、ただただ「なんだかカッコいいなぁ」と思ったり、ひたすら「ビールうめえなぁ…

不完全の美学

*再び旅行記はひとやすみ 高校時代,私はバドミントン部に所属していた。 顧問であった男性数学教師はバドミントン未経験者で,練習にもほとんど来ず,公式戦のオーダーなんかも「キャプテンに任せるわ」といったふうで,顧問のわりにあまり関わりはなかっ…

過去の共有

1か月以上前になるが,とある試験を受けた。 その科目中には一般教養も含まれていた。相当前に受けたセンター試験のような内容に加えて,高校では選択していなかった政治経済やら日本史やら生物やらも勉強した。 そのオベンキョウ中にふと考えたことについ…

ゆけゆけアマゾン調査隊

先月,極めて真面目な研究集会であるにも関わらず,「○○フェスタ2017」と銘打たれた,お洒落で素敵な集まりに参加してきた。 「我々の分野はこれからどうなってしまうのか」 「この厳しい状況をどう生き抜くべきか」 と,内容はなかなか深刻なものが多かった…

ここにある

最近,お勉強が楽しい。 必要に迫られて,今まで真面目に学んでこなかった生物やら経済やら歴史やら,諸々の科目と向き合う日々なのだが,これが思いのほか楽しい。これまでずっと1つのことに凝り固まって視野が狭くなっていたのだろう。人間の飽くなき知的…

時間軸の交錯

時間とは,物理学における互いに独立な7つの基本単位のうちの1つである。 私の携わっている地球物理学においても例外ではなく,長さ,質量,温度と併せて最もよく使われる単位のうちの一つだ。 そしてなにより,物理学に限定しなくとも,我々は今この瞬間…